食道ガンが縮小、声帯を失わずにすんだ

 

                          渡辺めぐみ(静岡県・48歳・主婦)

 

 ガンの宣告は、平成12年1月です。

 

 胃の具合がちょっとおかしいと思ってお医者さんにいくと、バリウムを飲まされました。1週間後に結果を聞きにいくと、こう言われたのです。

 

 「渡辺さん、胃のほうは心配ありませんが、食道に少し間題がありそうです。食べ物がつかえるような感じはありませんか」

 

 そう言われてみると、少し前からそんな感じがあります。ありのままを言いますと、先生から一度食道の検査を受けたほうがいい、とすすめられました。

 

 なにかイヤな感じがしました。しかし、怖がっていても仕方ありませんから、検査を受けました。そして分かったのが、私の食道ガンです。ガンは2センチほどの大きさで、小さな転移があるとのことでした。

 

 「治療法は内視鏡でつまむか、食道を切除するか、そのどちらかでしょう。食道切除が多いんですが」

 

「先生、しばらく待ってください。決心がつけばお電話しますから」

 

 こういって病院から帰ったんですが、いろいろ考えました。食道を取ると、声帯もなくなります。ガンがなくなっても、その後の生活が大変です。なんとか取らないですませる 方法はないか、と、近くの本屋でガンの本を探しました。目に、フシマコブ」という文字が飛び込んできました。なぜか分かりませんが、その文才が私には印象的でした。

 

 本を読んでみると、かなりガンに効きそうなことが書いてありました。「こういう本はがンに効くと書くのは当たり前だ」と思いながら、私の心は自然に傾いていきました。

 

 その本では、患者の気持ちが大事とも書かれていました。「メシマコブ」を買い、「よし、ガンに負けてたまるか」と飲みけじめました。

 

 もともとガンと自覚するほどの症状はなかったので、変化は感じません。3日ほどすると、病院から電話がかかってきました。お願いして、2週間ほど返事を待ってもらうことにしました。もしこの2週間でよくならなかったら、最悪の場合は食道を取ることも覚悟しました。

 

 2週間後、半ば覚悟を決めて入院しました。「できれば声帯を残したい」という私の強い希望を入れてもらい、とりあえず内視鏡でつまめるガンだけをつまむ手術になりました。するとどうでしょう。2センチほどあったガンが、牛分以下になっていたそうです。小さな転移もほとんど消えていたといいます。結果、私は声帯を失わずにすみました。

 

 手術後、放射線の治療をしましたが、心配していた副作用もありませんでした。父母、それに兄弟は副作用ですいぶん苦しみましたが、これも「メシマコブ」のおかげでしょう。いまでも定期的に内視鏡の検査を受けていますが、ガンが増殖している気配はありません。

 

ガン臨床医はなぜ「メシマコブを」使うのか  北用永志[著] 定価 1000円(税別)

 

 

甲状腺ガンから10年、肺への転移を克服して職場に復帰できた

                           鈴木政和(茨城県・49歳・教師)

 

 いまこうして教職に復帰できたことが信じられません。これも「メシマコブ」のおかげと感謝しています。

 

 私はガンを2度体験しました。最初は10年ほど前で、甲状腺ガンでした。

 

 発端は首にできたしこりで、ガンとは思いませんでした。同僚に軽い気持ちで話しかところ、一応検査をしたほうがいいとアドバイスされて発見されました。

 

 首のリンパ節にも転移していて、手術で甲状腺全部匕首のリンパ節を取り除きました。手術後は、抗ガン剤です。転移を防ぐためと頭では理解していても、その辛さには閉口しました。食欲がなくなり、吐き気に襲われ、身体全体がだるくてやる気も出ません。

 

 それでも辛抱してつづけた結果、なんとか退院許可がおりて職場に復帰できました。先生の指示で、その後も抗ガン剤の服用は継続しました。

 

 そして10年が経過しました。10年も経過すれば再発はないだろうと思っていたところ、ひどく咳込むようになり、微熱がつづきました。それでもガンではないだろうとタカをくくっていましたが、診断の結果は肺への転移でした。平成12年4月のことです。

 

 今度の治療は、放射線治療でした。この治療でも、身体全体がだるくなる副作用が出ました。治療のためとはいいながら、副作用は本当にどうしようもありません。

 

 そんなとき、見舞いにきてくれた同僚が「メシマコブ」をくれました。なんでも、彼のお父さんが去年ガンで入院したとき、「メシマコブ」のおかけで副作用が軽くなったとかで持ってきてくれたのでした。

 

 ありがたくいただき、さっそく飲みけじめました。1日に3回、8時問おきに飲むようにということで、1回1gを時間を決めて飲むことにしました。

 

 飲みはじめてから2週間くらいすると、咳が軽くなりました。食欲も出けじめ、なんとなくよくなっていくような感じすらありました。

 

 検査のたびに、腫瘍マーカーが低くなっていきます。先生は「こんなに放射線治療が効くのは珍しい」と言いますが、私は「メシマコブ」を飲んでいるからだと内心思っていました。3ヵ月後、腫瘍マーカーが正常値の範囲になり、肺に転移したガンもおとなしくなりました。決して消えてはいないのですが、少しずつ小さくなっていったのです。

 

 そこで、思い切って退院しました。放射線より「メシマコブ」でよくなっている自信があったからです。放射線治療は自宅ではできませんが、「メシマコブ」なら自宅でも飲めます。

 

 いまはもう咳も出ません。学校へも普通にいっています。

 

ガン臨床医はなぜ「メシマコブを」使うのか  北用永志[著] 定価 1000円(税別)