乳がん治療で、白血球の数値に「メシマコブ」の威力を実感
山本恭子(長崎県・48歳・主婦)
「乳房にしこりがあるなあ」
こんな軽い気持ちで健康診断を受けてみました。でも、先生から出た言葉は「ガンの疑いがある」というもので、細胞を取って調べると、やはり乳ガンでした。
入院した病院では手術をすすめられ、手術を受けたあと、「これしか治療法はない」といわれて抗ガン剤の治療がはじまりました。抗ガン剤の治療は副作用があると聞いていましたので、どんな怖い副作用かと内心はピクピクでした。
抗ガン剤の治療がはじまると、やはり副作用が出ました。食欲がなくなり、まったく食べる気が起こりません。それに私の場合、白血球の数が6000から1000に減ってしまったのです。
これに驚いた先生は、1クールで抗ガン剤の使用をあきらめました。
「この抗ガン剤は効果があるんだけど、あなたには合わないようだからやめます」
先生はこう言われただけで、あとどんな治療をするのか教えてくれませんでした。
途方に暮れました。抗ガン剤は怖いけど、それしか治療法はないと言われて選んだ抗ガン剤治療です。その治療がなくなると、もう私には乳ガンの治療は残されていないことになってしまいます。
そんなとき、同じ乳ガンで手術を受けた同室の人から「メシマコブ」をすすめられました。その人は手術の前から「メシマコブ」を摂っていましたが、「そんなものは効くはずがない」と私は思っていました。でも、なぜかその人は副作用もなく、不思議な気持ちでいたことはたしかです。
病院の先生には内緒で、「メシマコブ」を1日3回、1回について1gを摂りはじめました。すると、1週問後の白血球の検査で、5500にもどっていました。この結果を見た先生は、「なにか特別なことをしましたか」とも聞かず、また抗ガン剤をけじめようといわれました。
白血球が増えたことは私にとっても驚きでしたが、理由が分かりません。「メシマコブ」のお陰かもしれないとは思いましたが、抗ガン剤をやめたことで自分の体力がもどったのかもしれない、とも思いました。そんなことで、「メシマコブ」をやめてしまったのです。
その途端、白血球がまた1000まで下がってしまいました。私はビックリしました。あわてて「メシマコブ」を摂ると、前と同じように白血球の数値が改善しました。これで、私は、「メシマコブ」の効果を確信しました。
それから抗ガン剤治療を6クール受けましたが、「メシマコブ」のおかけで、以前は苦しんだ副作用がなく、苦しまずにすみました。抗ガン剤治療が終かったとき、先生はこんなことを言われました。
「あなたほど、この抗ガン剤に適した人は珍しい。副作用もなかったようだし、QOLもいい。本当に驚きです」
私は、内心で笑ってしまいました。最初、抗ガン剤で白血球が低下しかとき、先生は、「あなたには合わないからやめます」と言われたからです。「メシマコブ」の威力を実感しています。再発防止のために、量を減らしてもつづけていくつもりです。
ガン臨床医はなぜ「メシマコブを」使うのか 北用永志[著] 定価 1000円(税別)