14cmあった卵巣ガンが親指大に縮小、手術も大成功

                       町田悦子(神奈用県・48歳:王婦)

 

 私は、メシマコブを飲んで、生き延びられました。つたない文章で体験を書かせていただいたのも、こんな私の体験でもどなたかのお役に立てばと思ったからです。

 

 13年ほど前に子供を出産して以来、腰痛がひどくなりました。先生の話では、子宮後屈が原因ということでした。手術も考えましたが、病気というほどのものではないのでそのままにしておきました。

 

 2年ほど前の5月、突然、高熱が出ました。周りでは風邪がはやっていたこともあり、風邪かなと思ってお医者さんにいって解熱剤をもらいました。その薬が効いて熱は下がりましたが、1週間もするとまた高熱を出したのです。

 

 お医者さんも首を傾げるばかりですし、市の定期検診でも異状なしでした。そうこうするうちに7月になりましたが、相変わらず熱は下がりません。腰痛もひどくなってきます。8月になると、お腹も出てきました。9月中旬、太もものつけ根に激痛が走りました。あまりの痛さに、主人に頼んで救急車 を呼んでもらい、病院に運んでもらいました。

 

 検査の結果は、卵巣ガンでした。卵巣に14mくらいのガンがあり、手術と決まりました。1週間後、手術のために開腹したものの、ガンが腸に癒着していて、ガンを取ることもかくお腹が閉じられました。

 

 そこで、ガンがうまく小さくなったら手術ということになり、ガンを小さくするための抗ガン剤治療です。いやもう、その辛いことといったらありません。髪の毛は抜け、なにも食べていないのに吐き気がします。朝、目が覚めるたびに、枕に髪の毛がべっとりとついています。その髪の毛の1本工本をはがすとき、まるで自分の命を削っているような感じでした。

 

 そんなとき、主人が「メシマコブ」の本を読み、買ってきてくれました。独特の味がしてちょっと飲みづらかったですが、副作用を軽くする働きがあるという主人の言葉を信じて飲みました。2週問くらい飲むと、本当に副作用が軽くなりました。吐き気もおさまり、少しですが食欲も出てきました。

 

 でも、病院の先生には内緒でした。以前、患者さんがキノコの健康食品を飲んでいるところを見つかり、先生からひどく叱られたことがあったからです。

 

 そうこうするうちに、主人がこんなことを言いました。

 

 「お前、最近、少し元気になったようだな」

 

 私はそれほど感じていなかったのですが、主人の目にはそう映ったようでした。

 

 抗ガン剤と「メシマコブ」を2ヵ月ほどつづけた頃、MRIをやりました。その結果を見て、手術できるかどうかを判断するということでした。すると、14mもあったガンが親指くらいの大きさに小さくなっていたのです。それも、数が減っていたというのです。 手術は12月でした。摘出されたガンは、やはり親指くらいのものだったそうです。 正月は、自宅で迎えました。経過が非常によく、1月下旬には退院できることになっていたので、久しぶりにわが家には笑い声があふれました。

 

 予定通り、1月下旬に退院できました。

 

 あとで聞いたのですが、「あの状態では1年か2年しか持たないのが普通だ」と先生か言われていたそうです。

 

 退院してもう2年になります。退院してしばらくはそれから月に1度は病院で検査を受けていましたが、いまでは半年に一度でいいと言われています。

ガン臨床医はなぜ「メシマコブを」使うのか  北用永志[著] 定価 1000円(税別)