余命1~2ヵ月が副作用もなく半年延命。後顧の憂いなく旅立った父
野本あかね(兵庫県・22歳・学生
父の宰三のことでお便りさせていただきます。
昨年の5月、父は肺ガンと診断されました。
すでに肺に水がたまるような状態で、手術はできず、余命1~2ヵ月と言われてしまいました。結局、先生のすすめで抗ガン剤治療をおこないました。強い抗ガン剤のために相当の副作用があるとは聞かされていましたが、本当にすごいものでした。食欲が低下し、囗のなかが荒れ、白血球も減少しました。
「とにかく辛い、なんとか助けてはしい」
訴える父の姿に、副作用をなんとかできないか、と抗ガン剤の副作用を説明している本を漁りました。ある本に、「『メシマコブ』は、抗ガン剤の効果を高めるとともに副作用を軽減する」と書かれていて、抗ガン剤の副作用を軽くするだけじゃなく、抗ガン剤の効果を高めるなら一石二鳥だと思い、すぐに「メシマコブ」を買いました。
食べはじめて、最初に食欲に効果があらわれました。病院では食事にほとんど箸をつけず、たまに囗に入れてもすぐに吐いていた父です。その父が、少しずつでしたが、食事に箸をつけるようになったのです。痛みも次第に取れてきたようで、顔色もよくたってきました。
残念ながら、昨年の11月に父は亡くなりました。
でも、余命が1~2ヵ月といわれていたことを思えば、「メシマコブ」を食べることで半年近くも長生きできました。その間、父は抗ガン剤の副作用で苦しまずにすみましたし、私たち家族にいろいろな思い出もつくってくれました。
小さいながらも、父はOA機器の会社を経営していました。父にとっては会社が気がかりだったかもしれませんが、抗ガン剤治療を受けているときは、副作用がひどくて会社のことに気を向けることもできませんでした。
「メシマコブ」を食べて抗ガン剤の副作用が軽くなってから、父は会社のことを考える余裕が出たようでした。会社の後継者をきちんと決め、自分かいなくなっても会社の経営が破綻しないように、私たち家族が困らないようにいろいろと相談を重ねていたようです。
そうしたことができたのも、「メシマコブ」を食べて副作用が軽くなったおかけです。「メシマコブ」が助けてくれなければ、家族も会社もどうなっていたか分かりません。おかげで、会社のことも家族のことも心配なくなって、父は逝きました。
父の最後の言葉は、「みんな、ありがとう」でした。
私は、こう言いたいです。「メシマコブよ、ありがとう」。
ガン臨床医はなぜ「メシマコブを」使うのか 北用永志[著] 定価 1000円(税別)